ACTIVITY REPORT — MISSION & PROGRESS
神学を、現代社会と対話し続ける学問に。
Wry Wondersは、キリスト教神学と現代社会の接点を探究し、研究・教育・創作を通じて成果を公開する個人運営のプロジェクトです。
神学が、現代の技術や文化によって生まれる問いと対話し続けること。そして、その知的な魅力を通じて、聖書やキリスト教思想に触れる機会を増やすことを目指しています。
このページでは、これまでに公開してきた成果、活動の到達状況、今後の計画、活動を継続するために必要な資源について報告します。
活動実績の集計基準日:2026年11月4日
Why We Exist
なぜ、この活動を続けているのか
AIやデジタルメディアの発展は、私たちの知識の得方や判断の仕方だけでなく、宗教的な権威、共同体、聖書の読解にも新たな問いを投げかけています。
こうした変化を理解するには、技術的な知識と、神学・哲学・歴史・倫理などの人文学的な視点を結びつけて考える必要があります。
Wry Wondersは、神学研究とデジタル技術、編集制作、文学的創作を組み合わせることを、信徒によるミニストリー(信仰に基づく奉仕の働き)の一つの実践として位置づけています。
研究によって得られた知識を整理し、それを読者が利用できる情報や作品として公開すること。神学への知的関心を育み、聖書との新しい接点をつくることが、この活動を継続する理由です。
What We Do
研究から、教育・創作へ
Wry Wondersでは、研究・調査を基盤とし、その知見を教育的な情報発信や文学的な創作へと展開しています。
Research|研究・調査
神学とデジタル技術の接点を探究する
デジタル神学(Digital Theology)、計算神学(Computational Theology)、聖書の自然言語処理(Bible NLP)などを中心に、研究文献の読解、概念整理、分析手法の学習・検証に取り組んでいます。
研究上の問いを見つけ、関連する資料や方法を検討することが、活動全体の基盤です。
Education & Publishing|教育・情報発信
専門的な知識を、参照できる情報へ
Digital Theology Review(DTR)では研究・技術動向を調査し、論点や背景、意義と限界を整理したレビューを公開しています。
Digital Theology Portal(DTP)では、研究領域、年表、研究拠点などを整理し、日本語で参照できる知識基盤の構築を進めています。
Creative Works|文学的創作
神学的な問いを、物語と視覚表現へ
聖書の終末論に基づく千年王国ファンタジー『幻想聖典エスキャトロギヤ』をはじめ、神学を主題とする文学作品を制作しています。
関連プロジェクトのTheology Fantasy(聖書ファンタジー講座)では、聖書的世界観に基づくストーリーテリングやワールドビルディングの方法を、記事やPDF教材として整理してきました。
Theology Fantasyは現在、運営資源の制約によって更新を休止していますが、今後も継続を目指す活動です。
Our Progress
これまでの活動と成果
Wry Wondersは2025年、聖書の世界観を基盤とした創作・発信活動から始まりました。
その後、神学的な知識を解説や図解として伝える活動に加え、デジタル神学・計算神学の研究紹介、参照資料の構築、音声配信へと領域を広げてきました。
ここでは、公開した成果物と、それらがどのように利用されているかを報告します。
Outputs|公開・制作実績
3
サイト
公開・運営する関連サイト
70
件
研究レビュー・解説・講座記事
208
ページ
小説本文の公開ページ
12
点
配布PDF・図解教材
6
エピソード
公開ポッドキャスト
9
ページ
研究・分野案内等の情報ページ
2026年11月4日時点の公開データを集計。記事70件はWry Wondersの解説・研究記事48件、Digital Theology Review15件、Theology Fantasyの講座記事7件の合計です。小説本文208件は公開ページ数であり、翻訳ページを含みます。独立した物語作品は2作品です。
情報ページ9件には、Wry Wondersの分野案内・特集ページ6件とDigital Theology Portalの研究情報ページ3件が含まれます。運営用固定ページ、ニュース・告知、章まとめなどは上記の主要KPIに含めていません。
各指標は異なる制作単位を表すため、合算して「独立した著作数」とは扱いません。
Outputs|公開・制作実績
Digital Theology Review
教会とAIをめぐる議論の調査・レビュー
2024〜2026年の米国教会におけるAIをめぐる対話を追跡し、神学的な問題意識と教会実践への展開を検討しました。
技術動向だけでなく、その背景にある神学・倫理・組織運営の問題を読み解くレビューの一例です。
Digital Theology Portal
デジタル神学年表・研究領域の整理
デジタル神学の研究動向を歴史的・分野横断的にたどるため、年表や研究領域、関連情報を整理しています。
専門的な情報へアクセスするための、日本語による参照拠点の構築を進めています。
Visual Learning Materials
聖書の世界観を、図解と教材に
千年王国を題材とした設定図、神学的な概念の比較図、キャラクター設定資料などをPDFとして制作・配布してきました。
こうした資料では、神学的知識の構造化、視覚的な理解の支援、創作への応用可能性を重視しています。



Creative Writing
『幻想聖典エスキャトロギヤ』
黙示録20章に描かれる千年王国を舞台とする、神学ファンタジー作品です。
聖書の世界観を物語へと展開し、人物、共同体、政治、文化などを通じて神学的な主題を表現する試みを続けています。
Reach|読者への到達
公開したコンテンツは、規模こそ小さいものの、継続的に閲覧されています。
Jetpackのアクセス統計では、2025年11月から2026年10月までの12か月間に、Wry Wondersの月間訪問者数は平均約34人、月間ページビューは平均約68PVでした。
Theology Fantasyではそれぞれ約24人、約30PVを記録しています。
2026年3月に公開したDigital Theology Portalでも、同年10月までの8か月間に、月平均約18人、約25PVのアクセスが確認されています。
| サイト | 月平均訪問者数 | 月平均PV | 集計期間 |
|---|---|---|---|
| Wry Wonders | 約34人 | 約68PV | 12か月 |
| 聖書ファンタジー講座 | 約24人 | 約30PV | 12か月 |
| デジタル神学ポータル | 約18人 | 約25PV | 8か月 |
3サイトの月間ページビュー推移
2026年3〜10月・共通の観測期間

これらの数値は、現時点では活動が限られた読者に届いていることを示しています。
アクセスの増加や減少には月ごとの変動があり、明確な成長傾向が成立しているとは断定できません。一方で、すべてのサイトで集計対象の各月に閲覧が記録されています。
読者が必要な情報にたどり着き、継続して参照できるコンテンツを蓄積することを、今後も重視していきます。
集計資料:Jetpack統計。Wry WondersとTheology Fantasyは2025年11月〜2026年10月、Digital Theology Portalは2026年3月〜10月。DTPの初月は部分月です。訪問者数はサイト間・月間で同一人物が重複する可能性があり、実際の読了人数、信仰の変化、学習成果を示すものではありません。
Milestones|主なマイルストーン
2025年2月|Wry Wondersを開設
千年王国ファンタジーと神学を結ぶ創作・発信の拠点として活動を開始。
2025年6月|聖書ファンタジー講座を公開
神学的知識を創作へ応用する方法を整理し、講座記事やPDF教材を公開。
2025年7月|Wry Wonders英語版を公開
作品・情報への多言語アクセスの整備を開始。
2025年8月|『幻想聖典エスキャトロギヤ』第二部の公開を告知
千年王国を舞台とする長編創作を継続。
2026年3月|Digital Theology Review創刊・Digital Theology Portal公開
デジタル神学・計算神学の研究紹介と、日本語の参照資料を整備する活動を本格化。
2026年9月|ニュース・ポッドキャスト配信開始
研究動向を継続的に紹介するWeekly形式の発信と音声コンテンツを開始。
What’s Next
今後12か月の活動方針
今後は、公開してきた情報基盤を維持しながら、デジタル神学の日本語資料の充実と、計算神学の方法論の学習・検証に重点を置きます。
活動を無制限に拡張するのではなく、利用できる研究時間と資金を踏まえ、成果物の質と継続可能性を両立させることを優先します。
計画対象:2026年11月〜2027年10月
重点領域と取り組み
| 領域 | 具体的な取り組み |
|---|---|
| デジタル神学 | 国内外の研究動向、論文、実践例を調査し、レビューや解説として公開 |
| 計算神学 | Bible NLPやテキスト構造分析の学習、再現実験、方法論的な検証 |
| 教育・情報基盤 | DTR・DTPの既存資料を維持し、用語・年表・研究情報を更新 |
| 研究交流 | 学会・研究会への参加、専門家との対話、知見の共有 |
| 創作・運営基盤 | 既存作品と関連資料の維持、制作環境とデータ管理の整備 |
この計画は、現在の活動方針を示すものであり、すべての項目を同時に実施することを約束するものではありません。
特に費用や研究時間のかかる活動は、資源の確保状況に応じて優先順位を調整します。
Theology Fantasyについても、現在の公開コンテンツを維持しながら、再開可能な段階で活動内容を検討します。
Resources
活動の継続に必要な資源
研究・教育・創作の成果を継続的に公開するためには、サイトの維持、専門資料の入手、技術・分析環境、コンテンツ制作、研究交流などの資源が必要です。
Wry Wondersは個人運営のプロジェクトであり、これまでの研究・執筆・制作・管理は、運営者自身の時間と資金を中心に行ってきました。
活動の実態と今後の選択肢を明確にするため、必要な資源を3つの段階に分けて整理しています。
Annual Budget|年間活動予算

基本研究・運営
年間 約35万円
サイト運営、基本的な研究資料の入手、執筆・制作環境の維持など、研究・情報発信を続けるための基礎的な活動。
標準活動
年間 約60万円
基本研究・運営に加えて、国内の研究交流、分析環境の整備、バックアップ、機器更新などを含む活動。
活動拡張
年間 約115万円
標準活動に加え、海外の学会・研究会への参加、分析環境の拡張、翻訳・校正・出版、音声コンテンツの制作環境などを含む活動。
金額は年間予算の試算です。3区分は累積予算であり、合算するものではありません。公開用金額は内部計画額を5万円単位で切り上げています。実支出の年換算、年間予算枠、見積、将来の機器更新積立を含みます。活動の全項目について支出が発生したことを示すものではありません。
資金の主な使途
| 費目 | 主な使途 |
|---|---|
| サイト運営費 | Webサイト・ドメイン・保守・ライセンス |
| 研究資料費 | 専門書、論文、研究資料の入手 |
| 技術・分析費 | ソフトウェア、クラウド、分析環境、データ保存 |
| 制作・編集費 | デザイン、図解、音声配信、校正・出版 |
| 研究交流費 | 学会・研究会への参加、移動、関連資料 |
| 運営管理費 | 会計、決済・資金調達に関する管理費用 |
予算の段階は、活動を拡張するための希望額であると同時に、どの範囲まで実施できるかを判断するための目安でもあります。
必要な資源が確保できない場合には、活動を維持可能な規模へ調整し、優先度の高い研究と公開を継続します。
Unpaid Work|運営者による無償労務
約
2,500
時間
2025年2月22日〜2026年11月4日
Wry Wondersおよび関連活動に直接関係する研究・制作・運営の投入時間。
1日平均4時間として算出した保守的な推計であり、実測値ではありません。年間活動予算には運営者の人件費・報酬・生活費を含んでいません。
Wry Wondersと関連プロジェクトでは、研究・調査、執筆・編集、コンテンツ制作、サイト運営・管理のために、運営者自身の時間を投入してきました。
この時間は、公開コンテンツを制作するためだけでなく、研究資料の読解、技術の習得、実験、サイト構築、情報の検証などにも費やされています。
研究・制作活動を継続するためには、経費の確保だけでなく、運営者が調査と執筆に取り組める時間を維持することも重要な課題です。
Get Involved
活動への参加・ご支援について
Wry Wondersの活動は、公開した研究や作品を読んでいただくこと、情報や知識を共有していただくこと、関心を持つ方々とつながることによっても支えられています。
研究上の対話、技術的な協力、活動の継続に関するご相談を歓迎しています。
読む・紹介する
研究レビューや解説、創作作品をご覧いただき、関心を持ちそうな方へ紹介していただくことも、活動を広げるための支援になります。
研究・技術・編集で協力する
関連する論文や資料のご紹介、研究上の情報交換、技術的な検証、編集・翻訳などについて、協力や意見交換の機会を探しています。
活動継続を支援する
研究・制作に必要な環境や活動資金について、協力の可能性をご検討いただける方からのご相談を受け付けています。
現在、このページからのオンライン寄付受付は行っていません。資金面でのご支援については、受付方法や使途、会計上の取り扱いを確認しながら、個別にご相談させていただきます。
運営と説明責任について
Wry Wondersは個人運営の独立プロジェクトです。公開するレビューや考察についての編集上・研究上の責任は運営者が負います。特定の教会・教派・研究機関の公式事業を代表するものではありません。
公開コンテンツの無償提供を基本とし、活動成果、計画、必要な資源について、可能な範囲で定期的に情報を更新していきます。
資金面の支援を受け付ける際には、受付主体、使途、会計報告方法などを明確にします。
Activity Report — Wry Wonders
活動実績の集計基準日:2026年11月4日
アクセス統計:Jetpack(2025年11月〜2026年10月。DTPは2026年3月から)
運営形態:個人運営・独立プロジェクト
更新方針:原則年次更新。重要な変更があった場合は随時更新。
Let there be wonder.
驚きを求める好奇心、敬虔な遊び心。





